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石鯛を7回もバラした日 ①

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長崎県釣行記
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もう泣きそうです。

去年、五島列島「奈留島」遠征で、かぶせ釣りでは好釣果を残せなかったのが頭をよぎります。

昨日からかぶせ釣りを始めて、今日も朝マズメから3時間以上ムール貝を落としているのに坊主に近い釣果。

せっかく五島列島の「椛島」まで来たのに、このままでは終わりたくない。

どんどんとムール貝を落として行きます。

すると、またゴツゴツとしたアタリ。

アワセを入れて巻き上げていく。

強烈な引きで反撃してくるこの手応えは間違いなく石鯛。

もう何度もバラしているので、慎重に慎重に巻き上げて行く。

ついに仕留めました、45センチの石鯛。

サイズは大きくないですが、この遠征中かぶせ釣りでやっとまともな釣果を上げることが出来、ほっとしました。

針掛かりを確認してみると、皮1枚。

いつ外れてもおかしくない状態にヒヤリとします。

冬場の釣りで海水温が低いせいか、石鯛の活性は高くないようで、針を飲み込むような食欲は無い様子。

アワセを入れるタイミングを遅らせた方がよさそうです。

このことを頭に入れて、次のムール貝を落として行く。

すると、すぐにアタリが出るが、ゆっくり待ってからアワセを入れる。

30センチちょっとのサンバソウでした。

まだまだ石鯛はいる。

次々にムール貝を落として行きます。

すると、着底後ゴツゴツとしたアタリが出るが、ここもすぐに合わせずタイミングを見計らいます。

竿の穂先をじっと見て魚の動きを見計らって、完全に走り出したと思われるタイミングで鬼アワセを入れます。

すると、ガッツリ針掛かりはしたが、完全に魚に主導権を握られている。

底からすぐに引き離すことが出来ず、根ズレしてしまいラインブレイク。

これで、4バラし目

悔しいが、こんなにかぶせ釣りで石鯛のアタリがあることも滅多にないので、メチャクチャ楽しくもあります。

すぐに仕掛けを作り直してムール貝を落とす。

アタリはすぐに出るが、ここでも魚の動きを見計らってからアワセを入れます。

すると、ずっしりとした重量感が来た。

ここで一呼吸置いていると、魚に主導権を握られるため、様子見などせずに一気に巻き上げる。

今度は底から魚を浮かすことに成功したが、中層辺りで足元に潜ろうとする。

両手を一杯に伸ばして引きずり出そうと試みたが、簡単には魚の動きを支配できずにあえなくラインブレイク。

まさかの5バラし目

船で島に到着したときに薄々感づいていたのですが、ここの堤防は足元が空洞になっているタイプで、潜られてしまうとあっさりとラインブレイクしてしまいます。

過去に細仕掛けでこのような堤防で石鯛を仕留めたことはあるが、今考えてみるとあれは奇跡。

石鯛釣りの攻略が困難なこの堤防、太仕掛けで相当強引にやり取りしないと石鯛は取れません。

面倒ですが、竿とリールを変えることにしました。

仕掛けを変えて、この堤防の攻略をして行きたいと思いますが、長くなってしまったので次回に続きます。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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