釣り人の聖地五島列島奈留島にいよいよ到着。
早速目的の釣り場へと向かいますが、かなり遠いです。
釣り場は地図の赤いピンのある防波堤。
奈留ターミナルからの距離は2.5キロ、重いキャリーワゴンを引っ張りながら徒歩で向かいます。
途中2~3回休憩をはさみなが約1時間かけてようやく目的の釣り場へ到着。
早速釣りを始めますが、始めて来た堤防。
ポイントが全く解らないので、まずは1番釣れそうな堤防の外海側で竿を出してみます。
しかし、堤防の足元は敷石が高く積んであり水深が浅い。
仕方なく遠投してみるが、釣れて来るのはエサ取りのベラやフグばかりで反応はイマイチなので堤防の内側へ移動してみます。
堤防の内側も角の辺りは敷石が高く積んであるため水深は浅いが、少し内側に入ると敷石が低くなっている場所があったのでそこで狙ってみます。
こちらはエサ取りが少なく、足元にカキを落としても何とか着底してくれる。
しばらく続けていると、ガツガツとしたアタリ。
すぐにアワセを入れて巻き上げて行くと、若干の抵抗は見せるもののすんなりと浮いて来た。
上がって来たのは32センチのサンバソウだったが、ここから活性が上がってくると期待してどんどん仕掛けを打ち返して行きます。
すると、エサのカキが着底後にフワ~ッとラインを持ち上げる気持ち良いアタリ。
アワセを入れて、上がって来たのは25センチのカワハギ。
この調子でどんどん魚を釣って行こうと思ったが、ここからエサ取りが湧き始めてエサのカキが瞬殺されるようになって来た。
エサをムール貝に変えてもこの状況を打破出来ずに夕暮れも迫って来たので、明日に備えて早めに休むことにした。
翌日早朝3時に起床し、真鯛でも釣れてくれないかとカゴ釣りをしてみると、クロムツだろうか、パラパラとこの魚が釣れた。
しかし、期待していた真鯛は朝マズメを向かえても姿を現すことなくカゴ釣りは終了。
気持ちを切り替えて、日が昇ってからはかぶせ釣りに専念します。
前日に引き続きエサ取りの猛攻撃に耐えながら黙々と仕掛けを投入し続けていると、昨日はムール貝を足元に落としていても真っすぐに落ちて行っていたが、この日は徐々に潮の流れが速くなって行き、落とした仕掛けが左に流れるようになって来た。
この状況は良い傾向だが、今度は狙ったポイントにムール貝を落とすのに四苦八苦。
何とか仕掛けの投入点を変えながら狙ったポイントにムール貝を着底させると、ポコンポコンと海底でムール貝を持ち上げる振動がラインを投して伝わってくる。
うねりと潮流でムール貝が移動しているのかと思いしばらく待ってみたが、これと言って反応が感じられなかったので仕掛けを回収していると、ずっしりと重い。
まさか、、、
魚が掛かっていました。
急いで立ち上がって戦闘態勢に入る。
しかし、油断していたので気持ちが焦る。
それでも何とか中層付近まで浮かせてきたが、ここから魚も必死の抵抗。
イッキに堤防の角の方向に逃げ始めた。
急いで先回りし堤防の角をかわすと、魚も疲れて来たのかようやく浮いて来た。
青色の魚体、間違いなく石鯛。
しかし、タモを手元に用意していなく魚を引っ張ってタモの置いてある場所まで移動しようとしたところでフックアウト。
何とも間抜けなバラシ方をしてしまったが、仕掛けを組み直して次のムール貝を投入。
すると、またすぐにアタリが出た。
だが、先ほどと同様でムール貝をポコンポコンと持ち上げるアタリで、アワセを入れるタイミングが難しい。
集中して待っていると、穂先がフワッと持ち上がった後にスーッとラインが沖に出て行く。
ここで、渾身のアワセを入れると、どっしりとした重量感。
魚が掛かった。
一気に勝負を決めてやろうとゴリ巻きして魚を浮かせようと試みるが、魚の抵抗が激しい。
少し浮かせたところで大暴れして来て、たまらずドラグを出すと、ここから止まらない。
魚が沖に走って行きバチンッと糸が切れ、またしてもバラしてしまった。
2回もバラすとさすがに気落ちしたが、今が時合い。
急いで仕掛けを組み直してムール貝をどんどん投入して行く。
すると、何か魚が掛かった。
しかし、すぐに浮いて来たので石鯛ではない。
42センチのヘダイでした。
その後はエサ取りの活性が高くなって来たが最後まであきらめずに続けるも、エサが底をつきかぶせ釣り終了。
後片付けをしてこの日は宿を取っていたのでそちらに向かう。
奈留島で唯一楽天トラベルで予約が出来た「奥居旅館」に泊まらせてもらった。
部屋はこんな感じ。
すぐに、風呂に入って近所のスーパーで夕食を買う。
残念な事に、離島の小さなスーパーだったので総菜等は無く、カップラーメンとお菓子を買って宿に戻り明日に備えてゆっくりと休みます。
次回、「五島列島遠征」最終回へ続きます。
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