かぶせ釣りと、カゴ釣りで大物を狙って竿を振り続けた2日間、満足できるような釣果は上げられませんでしたが、ここ知夫里島での貴重な体験をする事が出来ました。
道具の片づけも終わり後は無事に家に帰るだけ。
行きのフェリー「くにが」では本土の七類港から、来居港まで乗り継ぎ無しの直通で来ることが出来なしたが、帰りは直通便が無い。
黒枠のフェリー「くにが」は、来居港を出た後、他の島前2島、島後と寄港し七類港へ帰るので、このフェリーに乗って隠岐諸島の有人島全てを巡るプランも魅力は有るが、今回は釣り時間を長く取りたかったので断念。
次に考えたルートが青枠のフェリー「しらしま」に乗って帰るプラン。
しかしこのルートでは、本土の寄港場所が境港になってしまうので、車の置いてある七類港まで重い荷物と一緒にバスやタクシーで移動する必要がある上に、知夫里島出発時間も10時30分とやや早く、出来ればもうちょっと島への滞在時間を長く取りたい。
そこで、赤枠のルート
時刻表の下部、緑枠に書いてある島内内航船を利用し、西ノ島別府港に行き、そこからフェリー「おき」に乗って本土の七類港へ帰るルート。
釣行時間は長すぎるぐらい取れる上に、普段本土に住んでいると味わえない内航船を利用する機会を得られるので、このルートで帰航する事にした。
内航船乗り場
内航船は始発の7時30分から最終21時35分まで数時間毎に1便から13便まで出ていてフェリー「おき」の出発時間に合わせるのであれば8便の15時00分の便で間に合うが、早めの5便、12時10分発の便に乗ることにした。
隠岐諸島島前の衛星写真
今居るのは赤丸の知夫里島来居港、ここから島内内航船は中ノ島菱浦を経由してピンの置いてある目的地、西ノ島別府港へ向かう。
「いそかぜ」は島前3島のみを結ぶ内航船で島後にわ向かわない。
また、乗る便によっては目的の港に寄港しない事もあるので事前に確認が必要である。
到着する島内内航船「いそかぜ」
いよいよ知夫里島を後にする事に。
船内に乗り込む前に大量の荷物と一緒だが大丈夫か確認すると、あっさり「問題ない」との回答が得られたので、安心して切符を買って船内へ。
運賃は300円と激安。
船は数人の乗客を乗せるとすぐに出航
普段船に乗ると言えば、2馬力ボートや瀬渡しの漁船にしか乗らないので、とんでもないスピードに感じます。
西ノ島別府港へは途中海士島菱浦港を経由。
30分もかからずにあっという間到着。
雨が降っているが、島内を少し散策
隠岐航路開拓の先駆者『松浦 斌(さかる)』の銅像。
通り名がかっこ良すぎます。
その奥に在ったのが、水木しげるさんがデザインした変な名前の妖怪『焼火権現(たくひごんげん)』のブロンズ像
帰りの釣り道具をフェリーに乗せる待機場所も確認しておく。
フェリーの車両甲板へ乗船するスロープの横に発見。
島内には小規模で在るものの、スーパーやお土産屋さんが在り、弁当にビールとお土産を買うことが出来た。
フェリーターミナル近くで、雨宿り出来るベンチを見つけたので、その上でようやく昼食。
知夫里島ではパンとおにぎりしか食べておらず、久しぶりのまともな食事。
めちゃくちゃ美味しくいただきました。
食事を取った後はすぐに眠くなり、そのままベンチで昼寝する。
寝ていると、フェリーターミナルのアナウンスが流れてきて、目が覚めた。
アナウンスの内容は聞き取り辛いが、どうやら帰りのフェリー「おき」の乗船券の販売が開始したようだ。
早速フェリーターミナルの受付に向かい乗船券を購入。
運賃は行きと同じ3510円。
釣り道具を運んでフェリーに乗せる待機場所へ向かう。
すぐに1隻の船が近づいてきた。
もうフェリーが到着したのかと一瞬焦ったが、すぐに別の船と判明。
この船は島内内航船で車両運搬も出来る、フェリー「どうぜん」
その後、雨の中岸壁で釣りをしている人の様子を、ぼーっと眺めながら待っていると。
霧の向こう側にうっすら1隻の船が現れた。
乗船予定のフェリー「おき』の到着
フェリー船首部分の車両甲板から延びるタラップが下りて来る様子は圧巻!!
この位置で待っていて良かった。
その後は釣り道具をフェリーに積み込み船内へ。
隠岐諸島とはここでお別れ。
一度来ただけでは味わえない魅力が隠岐諸島には沢山あるだろう。
今度は島後に行ってみたい気持ちにさせられました。
帰りの船内は満席で、仕方なくデッキのベンチで寝る事になったが、体が疲れている上に昨日は殆ど寝ていない。
七類港到着寸前まで爆睡でした。
無事七類港に到着し、フェリーターミナルに隣接するメテオプラザで風呂に入って帰る予定にしていたが、特にトラブル無く予定通り順調な遠征だったが、ここで最大の計画ミス。
メテオプラザの風呂の営業時間は平日10時から20時までだが、この日は祝日で10時から18時まで、フェリーの到着時間は17時55分だったので間に合わなかった。
他の銭湯や温泉に寄る事も考えたが、一旦車を運転して走り出すと寄り道するのが嫌いな性分。
仕方なくトイレで手と顔を洗い、車に戻ってから濡れタオルで全身を拭いたが、この程度で2日間の体臭や釣りエサ、魚の臭いがぬぐえるはずもなく自身の発する悪臭に耐えながら本土の帰路に付く。
道中眠くなれば迷わず車を止めて車中泊になることも覚悟していたが、西ノ島とフェリーの船内で仮眠を取ったおかげで、睡魔には全く襲われずに無事深夜1時頃帰宅。
2日前家を出てからちょうど48時間、長い旅でしたが無事我が家に帰ってきて一安心。
ようやく風呂に入れた所で、隠岐諸島、知夫里島遠征完結させていただきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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