壱岐島遠征2日目、前日降り続いていた雨もようやく上がり、本格的に釣りができます。
今日の釣り場は、写真のうっそうと生い茂る雑木林を抜けた先にあります。
写真を撮ったのは昼間だが、釣行した時間は深夜の2時ごろ。
野生生物等と遭遇しないかドキドキしながら、草をより分けて進んで行きます。
私は兄がマムシに嚙まれて1ヶ月もの間入院していたことがあるので、こういった草木が生い茂る場所に来ると、どうしてもマムシを警戒してしまいます。
壱岐島にマムシが生息しているかはわからないが、長袖・長ズボン・長靴に手袋まではめて釣り場に向かう。
雑木林を抜けると雰囲気抜群の堤防に到着。
早速カゴ釣りからスタート。
所見の場所なので棚は竿2本からスタート。
反応なし…
どんどん棚を下げて行く、次は竿3本。
数分流したが、エサも取られない。
そして、棚を竿4本にして投入。
根掛かりすると思ったが、沖はドン深になっているようで、ゆっくりとウキが潮に乗って流れて行く。
この棚でようやく刺しエサが取られた。
棚を少し上げて、3.5本にし投入、仕掛けがなじんでしばらく流す。
すると、ウキがズバーンと入った。
少し竿から離れた所で、別の釣りの準備をしていたので慌てて竿を持ち合わせるが、道糸がたるんでいたので上手く決まらない。
道糸のたるみを巻いてから、もう一度合わせると、ずしんと竿に重量感が伝わってきた。
中々のサイズ、「絶対取る」と気持ちを込めてリールを巻いて行くが、魚も必死の抵抗、すんなりとは浮いてこない。
カゴ釣りで、棚が竿3.5本という深棚で魚が掛かると、そのまま手前に寄せた場合、堤防の敷石に潜られてしまう。
ポンピングする際に手前に引くのでなく、竿の弾力を利用し、上に持ち上げるイメージで慎重に浮かせる。
慎重にやり取りしながら、上がって来た魚のは50cmの真鯛。
遠投カゴ釣り、深棚での魚とのやり取り、最高でした。
その後日が昇ると、エサ取りの活性が高くなり刺しエサが残らなくなって来た。
たまに、スポーンとウキが入る。
フエダイ系の幼魚がパラパラと釣れた。
フエダイとハマフエフキだろうか?
初めて釣った魚なので何匹かキープ。
日が完全に上ってからは、かぶせ釣りをやってみる。
実は、カゴ釣りの合間にもちょこちょことやってはいたものの、反応がイマイチ。
相変わらず、夏の海はエサ取りが多く難しい。
しかし、この日は中層のエサ取りが少なく、砂詰めなしで底にムール貝が着底する。
状況としてはそこまで悪くない。
辛抱強く続けていると、エサ取りが散って大物の気配が漂いだす。
すると、コツコツとしたアタリに思わず合わせる。
一気に魚が走り出す。
立ち上がって戦闘態勢に入ったところでまだ走る。
ハンドドラグで魚の動きを止めて、巻き上げようと思ったところでフッと軽くなった。
痛恨のバラシ。
気を取り直して次のムール貝投入。
すぐにアタリが出るが、次はじっくりと待ってみる。
ラインがゆっくりと走り出したのを確認してから合わせる。
乗った!!
すぐに戦闘態勢体制を取って巻き上げるが、重いだけであまり引かない。
上がって来たのは「はとぽっぽ」の愛称を持つ「イラ」。
なんと、ここからイラ祭りの4連発。
写真はいちいち撮っていないが、すべて40cmオーバーで毎回タモ入れするのに四苦八苦。
あまり、おいしい魚ではないのですべてリリースするが、瀬ズレによるラインのダメージチェックや、丸くなった針先の交換など大忙し。
しかし、時合いを逃すまいと、めげずに続けて行くと。
みんな大好き「ハコフグ」の登場。
この魚を合図に、エサ取りの活性も戻ってきて、さすがに心が折れ、納竿。
実はこの壱岐遠征、本命は石鯛。
かぶせ釣り最初のヒットでバラした得物は、イラでなく、石鯛の引きに感じた。
逃がした獲物は大きい。
次回、遠征3日目に続きます。
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