前回の続きです。
隠岐島『西ノ島』遠征2日目、前回は夜釣りでアオリイカを狙って良い釣果を残せたので、今回はポイントを移動。
青物等の大物を狙って行きたいと思います。
隠岐島『西ノ島』の堤防で大物狙い
事前にネットやGoogleマップで隠岐島『西ノ島』の釣り場を調べていると、水深が深く青物やその他大物が狙える堤防があるとの情報を見つけたので、そこへ行ってみる事にした。

別府港から東に10分くらいバイクで走った所にで目的の堤防に到着。
色々寄り道をして来ていたので時刻は午前10時。
とりあえず下見をして見ると確かに水深は深い。
そして、写真の対岸に見えている隣の中ノ島との間の水道となっているので潮通しも抜群によさそうで、実際所々渦が出来ている。
難点は堤防までの道が無く一部磯を歩く必要があるが、頑張って荷物を運び込みます。
遠投カゴ釣り
今回の釣行前、仕事が忙しく睡眠が十分に取れていませんでした。
その上昨晩も夜釣りをしたので、堤防に荷物を運んだ後睡魔が襲って来たので、テントを張ってその中で少し仮眠をとって体力を回復。
午後3時に起床して夕マズメの時合いに向けて準備して行きます。

ここからは遠投カゴ釣りをやって行くのですが堤防の波返しの裏、外海側は風が強くて釣りをするのは難しそうだ。
そこで内海側にはなるが、堤防先端は風裏になっているのでここで竿を出してみる。

エサは刺しエサ、撒きエサ共にオキアミボイルを使用。
カゴはダイワのジェットカゴを使い1投目投入。
しばらく仕掛けを流して回収するとエサが残っている。
エサ取りは少なそうだ。
ここから、タナを調整して仕掛けを打ち返す作業を2~3回繰り返すと、段々水深の深さが分かって来た。
堤防から少し遠投した所で大体15メーターくらいありそうだ。
そこで、水深12メーターぐらいの海底擦れ擦れにタナを調整して仕掛けを投入。
5分くらい流し、回収してみると刺しエサは残っていない。
やっと魚からの反応が得られた。
エサ取りは多過ぎず少な過ぎずで釣りはやり易い。
しばらくこのタナで様子を見る。
真鯛
遠投カゴ釣りを行っている間少し手が空く。
この時間に昨日サビキで尺アジが釣れたのが気に掛かっていたので、今日もサビキ釣りの準備をしておく。
仕掛けの準備がおわり、こちらもタナ合わせをしていると、並行して仕掛けを投入していた遠投カゴ釣りの方に目を向ける。
すると、ウキが見当たらない。
時合いは夕マズメかと思い込んでおり、このタイミングでアタリが出て来るとは思っていなかったので油断していた。
しかし、すぐに竿を遠投カゴ釣りの方へ持ち替えアワセを入れると、上手く乗った。
しかも中々の手応え。
慎重に寄せて行くと、時折首をぐるぐると振る動きがラインから伝わって来た。
この引きと手応えは恐らく真鯛。
慎重に寄せて行きます。

上がって来たのは予想通り真鯛。
サイズは50cm無いぐらいでしたが、潮の流れに乗って良く引いたのでメチャクチャ楽しかったです。
連続ヒットの真鯛
1匹真鯛が釣れたが、この魚は単発で終わる事が多い。
だが、この海は違いました。
1匹目の真鯛が釣れた後仕掛けを打ち返し、しばらく流していると急にウキが海中に引き込まれて行った。
タイミングを見てアワセを入れると、ズッシリとした重量感。
今度もうまく乗った。

上がって来たのは先程よりやや小さい45cmの真鯛。
遠投カゴ釣りで連続して釣れたのは初めてだったので嬉しいです。
この後もすぐに仕掛けを打ち返すとアタリはあったのですが、アワセてもすっぽ抜けてしまう事が2回。
夕マズメまで続けたが、暗くなるとアタリは無くなり遠投カゴ釣りは一旦終了。
サビキ釣りでは昨日釣れた尺アジを狙いましたが、ここの堤防ではチャリコの猛攻に合って苦戦。
夜8時過ぎまで粘ったが、尺アジが釣れる気配は無いので諦めて寝る事にしました。
翌日
早朝3時、あらかじめセットしておいた目覚ましが鳴って目が覚める。
今日も昨日に引き続き遠投カゴ釣りと、後はムール貝を持って来ているのでかぶせ釣りもやって行こうと思います。

写真は明るくなってから撮影したが、朝起きて釣り場の状況を確認した所昨日より風が収まっていたので今日は防波堤の波返しの上で釣りをやって行こうと思います。
大型真鯛
遠投カゴ釣り再開後1投目5分程流して仕掛けを回収すると刺しエサは残っている。
2~3投繰り返すが状況は同じ。
魚の気配が感じられないのでここは一旦遠投カゴ釣りの仕掛けを投入しておいて、その間寝床の後片付けを始める。
寝袋等の不要になった道具をバイクに積んで釣り場に戻ると、遠投カゴ釣りの仕掛けを投入しておいた竿が変な方向に傾いている。
放置している間に獲物が掛かったようだ。
すぐに竿を手に取りアワセを入れる。
すると、かなりの重量感。
まだ獲物は掛かっているようだ。
急いでリールを巻い行く。

上がって来たのは今回の釣行で1番大型となる58cmの真鯛。
サイズが大きい分引きも強く一瞬青物かと思いました。
仕掛けを放置していたので竿を海に持っていかれる可能性もあった中、運良く竿立てに引っ掛かっていたので助かりました。
やはり仕掛けを放置する時は尻手ロープを付けておく必要がありますね。
朝マズメの真鯛ラッシュ
今日1匹目の真鯛が釣れてからは撒き餌が効いて来たのか、刺しエサが残らなくなり、アタリもポツポツと出始めた。
時間も朝5時になり、朝マズメのチャンスタイムに突入。
すると、面白いようにアタリが出始めた。
仕掛けを投入して1~2分流すとスポーンッと気持ちよくウキが海中に引き込まれて行く。

1匹目の真鯛にさらに2匹真鯛を追加出来ました。
早朝3時から朝7時まで遠投カゴ釣りを行い短時間でこの釣果が出たのはやはり隠岐諸島「西ノ島」のポテンシャルのおかげだと思います。
イサキ
朝マズメはアタリが頻発していたので写真を撮っている暇がありませんでしたが真鯛以外の魚も釣れました。

その中でも嬉しい1匹となったのがイサキ。
真鯛や青物を狙った仕掛けだったので数は釣れませんでしたが海を覗き込むと時々大きな群れで泳いでいるのが確認できたので専門に狙ってみると楽しいかもしれません。
その他にはフエダイも釣れたのですがスカリに入れる時にうっかり手を滑らせ海に落ちてしまい逃げられてしまいました。
遠投カゴ釣りは午前7時過ぎにエサが無くなってしまったので終了。
この後はムール貝を使ってかぶせ釣りをやって行こうと思います。


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